人狼ミステリー 【第8夜】

テキストは、身の危険を感じ無我夢中で真っ暗な道を走っていた。頭の中は混乱していたが確かなのはカイトが人狼だったことそして僕の最愛の妻ノーコを殺したのは、人狼であるカイトだ。僕は怒りと憎しみを噛み殺し走り続けた。途中コピーやソニーの家に行こうとしたがカイトが追って来てコピーやソニーを巻き込んでしまうと思いあきらめた。
「「もうこれ以上誰も失いたくないし僕の目の前で誰も殺させはしない!」
そう強く決心した。とするとそこにメアが現れた。
「あら、テキストさんこんなところで何をしているのかしら?」
と冷たい声で微笑しながら言っただが彼女の薄い笑みにはいかなる感情をも見いだせない。僕は手を固く握り締め全身に乗しかかる威圧感と恐怖に耐えながら考えた。ここでメアが人間ではないことを僕が知っていると悟られたら即殺されるだろうと考え慎重かつ冷静に僕は答えた。
「メアさんこそこんな時間に何をしに来たんですか?」
僕は、鋭く息を吸い込んだ。その時一切の感情を窺わせないメアの声がゆるりと流れた。
「テキストさんあなたを殺しに来たのよ!」
無造作に振り上げられた右手を見て僕はもうダメかとあきらめかけた、その瞬間
「ガギィィーン」
とまるで金属と金属が激しくぶつかり合った大きな音がした。
ー何の音だ!?
すぐそばで炸裂した異音な轟音にテキストは両目を見開いた。するとそこには青銀の甲冑を身にまとい黄金色に輝く剣を持った友人コピーの姿がいた。
「大丈夫かテキスト!?助けに来たぞ!」


【中二乙】

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